泣いて笑ってよ一等星

僕の歌を笑わないで (twitter @tktknhs )

アイドルだいすき

 

アイドルとファンは、どちらが先か、とよく考える。

 

ファンがいなければアイドルにお金は落ちなくて存続は厳しい。日本のアイドル事業を牽引するジャニーズのタレントでも、ファンが付いて、そのファンがCDやDVDを買わないとそれらのコンテンツは出ないし、露出も無くなるし、現場すらなくなる。

 

小さな事務所の、まだ駆け出しのアイドルにとってはその重要度がより高くて、下手をしたら解散なんて事もあり得てしまう。

 

ぶっちゃけアイドルはなろうと思えば誰でもなれる。マイクを握って、今日からアイドルです!と言ってツイッターのアカウントでも作って動画上げて写真上げて、劇場に出させてくださいと頭を下げて、お客さんが一人もいなくたって、時間と劇場借りる金さえあれば、アイドルになれてしまうのだ。

 

ただ、アイドルを生業とするなら、人生を捧げるなら、ファンのいないアイドルの存続はない。「趣味:アイドル」ならいくらでも続けられる。普段はOLやってるけど土日だけアイドルです、月数回小さな劇場抑えるお金くらいはまあ…あります。程度のアイドルは続けられる。趣味だからだ。

 

でもそんな趣味のアイドルなんていない。

 

アイドルは全員、それを生業とする。不思議なものでみんな、人生を賭けるのだ。

 

ルックスはもちろんのこと、歌声、ダンス、楽曲、性格、アイドル業のやり方などなど、人がアイドルを推そうと決めるきっかけはいくつもあると思うが、その人生の賭け方に惹かれる人も少なくはないと思っている。

 

アイドルはなんで全てを犠牲にして、アイドルとして生きてくれるんだろう、少しでもボロを出せば叩かれて、消えてしまうかもしれないのに、どうしてだろう、と、アイドルを応援していて思う。

 

…話が逸れてしまったが、アイドル業にはファンが必要で、ファンがいなければアイドル業の存続は出来ない、それは正しいと思っている。資本って大事だ、アイドル業に限らず、何事もお金は大事だ。昔そんなCMもあった。よーく考えなくてもお金は大事なのだ。

 

この理論だとやはりファンが優位なのではないか、と思うし、私もたまに思う。のだが、ここからはアイドル優位論について話したい。

 

まずもって、アイドルがいなければ「ファン」というアイデンティティは私にくっ付いてこなかった。もしアイドルが居なかったら、私は熱中するものもなく、抜け殻だったと思う。アイドルが居てよかったと、そう思う。こうしてこんな雑多なブログを見てくれる人との出会いも、どんな話も聞いてくれて彼氏や彼女のように遊んでくれる友人も、きっとできなかったと思う。人見知りだって、一生治っていなかったかもしれない。アイドルは少なくとも、某県某市に住まう女の人生は変えた。

 

わたしのアイデンティティを、居場所を、カテゴリーを、作ってくれた。わたしはジャニオタコミュニティの一員になれたのだ。群れなきゃやっていけないが群れに行くのは嫌いなひねくれ女を大きくふわりと包み込み、受け入れてくれた。アイドルは来る者を拒まない。

 

勝手に好きになっても、勝手に嫌いになってもいい。わたしはこれに甘えきっている。自分が勝手に好きになったあの日の彼らではないと思ったら、勝手に嫌いになろう、というか、離れようと決めている。グループは進化する。アイドルは進化する。その成長スピードに追いつけなくなったのを認めたくなくてずっと愚痴をこぼし続けているのを、私は見てられない。私はそうなりたくない。

 

結局はアイドル優位なのだ。

 

一部のファンがCDを買わなくなって、じゃあ枚数限定で出します、となった瞬間になんでそんな事するんだ売る気がないのかという意見を見た。めちゃくちゃ踊らされてるやないか、と笑ってしまったのを覚えている。

 

どうなったって文句は出るので好きにしていただきたい。好きな道を歩んでいただきたい。熱愛が出ても結局好きなままなオタクだって、ひたすら呪詛をこぼし続けるオタクだって、離れてくオタクだっている。でも何年か過ぎたら離れていったオタクより多い人数がアイドルの元には集っているかもしれない。

 

 

何を言いたいのか分からなくなったけどなあ!!!!!!!!!アイドル最高!!!!!!!!!アイドルだいすき!!!!!!!!!!!