泣いて笑ってよ一等星

僕の歌を笑わないで (twitter @tktknhs )

あの空に溺れていく

 

自分はす担じゃないし、と思いつつ自分の気持ちの整理をしたかった。思いは言葉に。はてブのキャッチコピーに救われて泣く日が来るとは思いもしなかった。

 

11時すぎに起きたわたしは、TLを見て「ああそうか、」と思った。鯖落ちで見れないジャニーズネットも、その理解を手助けした。自分が読む前にTLでの様子を見たからか変に冷静で、でも布団の中でやっと繋がったジャニーズネットを開いてすべてを知った瞬間泣いた。

 

起きてリビングに行くと家族は誰もおらず、朝昼兼用のカレーを温めているときにも脳内でメンバーの言葉を反芻しては泣いた。

 

泣いて泣いて、落ち着いたと思ったらテレビで会見がやっていて、温めたカレーを頬張りながら、泣いている横山さんの顔を見た。話の途中に微笑むまるちゃんがいた。大倉くんは終始真顔で、りょうちゃんは少し柔らかい表情が多かったように思える。自担は、驚くほど冷静で、こちらが驚いてしまった。誰よりも渋谷すばるのことを考えていた人だから、驚いてしまったのだと思う。

 

わたしはいちファンだから、すべてを理解することなんてできない。ジャニーズをやめると決意した彼の本当の心境は多分、6人の道を選んだ彼らにも分からないんだと思う。

 

村上さんが「話と言うか、目ですね」と言ったように、感情とか理論とかそんなのが届かない場所に出来てしまった夢のことを誰も取り除けないと察したのだろうと思う。

 

渋谷すばるを取られたくなくてベースを極めたまるちゃんも、今は音楽を極めたいという言葉を受けて二人の場所を守り続けてきた村上さんも、自分も音楽の武器をとトランペットを始めた横山さんも、すばるくんの後ろで叩くドラムが好きだと言った大倉くんも、音楽面で色々な話をしたであろう安田くんも、隣でメインボーカルとして歌い続けたりょうちゃんも、これから彼を奪った音楽の事を愛せるのか、勝手ながら不安になっている。

 

そんな柔で器量の小さな男たちじゃないことは分かっているけど、唯一無二の渋谷すばるの声が乗っていた音楽を自分たちで作り直して当てはめていくなんて、誰一人代わりにはなれないと思いながらそんな事するなんて、わたしがつらい。

 

彼らはプロだからそれなりにやってくれるのだと思う。今日だってまるちゃんは舞台に立っている。わたしはその向こうの、一人の人としての彼らを想像してしまう。泣きたいのは彼らかもしれない、と。君が泣いていないか泣いていないか心配だ、となってしまう。

 

アイドルは偶像だけれど空想でも妄想でもなく紛れもない現実だ。永遠ではない。でもどこかで信じてしまっていた、彼らだけは永遠だと。数々の出来事を乗り越えてきた彼らに乗り越えられないものは無いと信じて今まで見てきた。

 

これが彼らなりの、この試練の乗り越え方だったのだと理解した。

 

色々な考えがあると思う。それでいいと思う。誰が何と言おうと、貴方の考えを尊重してほしい。(考えが違う人間の元に槍持って突撃だけはやめてほしいけど)

 

そして自分の中で色々と考えたうえで、今回の決断を尊重し、応援したいと思う。音楽への憎しみは少なからずあるけれどでも、それこそ彼が愛したもので彼の為に彼らが捧げたものなら、すばるさんと6人の道は違えど、わたしはこれからも7人が変わらず音楽を楽しめるように祈るだけだ。

 

どうせ異例だらけのグループなんだし、戻ってきちゃえばいいし、普通にご飯いったりしててほしい。普通に話もしてほしい。MCで話しすぎて全カットになってもいいから。

 

戻ってくるかも、なんて都合のいい考え方かもしれないけどあえてこの言葉を使わせてほしい。

 

渋谷すばるさん、行ってらっしゃい。」

 

2018 0415 20:27