泣いて笑ってよ一等星

僕の歌を笑わないで (twitter @tktknhs )

初めてAぇ!groupを見に行った話

 

地元からは電車で1時間。ナゴヤドームに行くのとそう大差ない時間でたどり着いた場所。彦根駅前はなんとなく地元と似た栄え方をしており、しかし地元よりも飛び交う方言は関西色の強い土地だった。

 

世界一顔の好きな男に初めて会いに行く。ワクワクしつつ、しかしその直前に起きた諸々のこと(主に自軍関連)でしょぼしょぼしつつ、ホテルでひとまずシャワーを浴びて、臨時バスの出ている南彦根まで向かった。

 

彦根からはバスで10分ほど。会場は二階席までではあるが、グローブ座より広いように思える。初めて仕事をした情報局名義は、ビギナーズラックなのかなんなのか前から3列目(しかも1番端っこだったので実質1列目)などというとんでもない席を引き当て、開場して席に向かうにつれ何かが込み上げてきて何度か吐きそうな咳が出た。ちなみに吐いてない。

 

開演までの間は色々なことを考えた。9/5に起こったことが主ではあるが、プロデュースしているのが横山さんとはいえ今から見る彼らにはそれらのことは関係がないし、人数がちょうど6人だからって関連性を無理に見出したり、重ね合わせたりするのはやめようと思いながらスマホの電源を落とした。

 

暗転。ポップなアメコミ調のオープニング映像。映像が終わると照明がステージに当たり、6人の姿が見える。大好きでたまらない男が結構近くに座っていて、また吐きそうな咳をした。ちなみにここでも吐いてない。

 

簡単なあらすじをここで話しておく。

倉庫のようなボロ楽屋で各々の時間を過ごすAぇ!group。振り付けの確認をしてみたり、これから出演する番組のアンケートを見ながらメンバーいじりをしてみたり。そんな折、他局のプロデューサー、宮崎(声・横山裕)がやって来る。宮崎曰く、Aぇ!groupチャンネルを作ろうと計画しているのだとか。企画なども彼らに考えてもらいたいと話す宮崎に勢いのみでオッケーを出してしまう6人。彼らは果たしてAぇ!groupチャンネルを設立することが出来るのか…!

 

大体のあらすじはこうなのだけれど、大筋の台本+アドリブという形。というかどこからが台本でどこまでがアドリブ!?となる。とにかくそれくらい練られていて、めちゃくちゃ面白かったのだ。

 

正直、内容とか細かいことはあんまり覚えてないので(ポンコツ…)とりあえず、初めて見たよ!Aぇ!group!と言った形で、ひとりひとりをレポしていきたい。

 

末澤誠也 くん

いや、華〜……!!!!って感じ。タップもできて歌も上手くてツッコミが上手い。ボケもできる。えっ、天才?神様のバカヤロー「ここにいさせてよ」の目線、エロくない?令和ミュージカルのおもてなしまっせ「2020 TOKYO」は男らしい低めの声で、えっ、天才?(2度目) あとツボに入るとイルカの鳴き声みたいな「キュイッ」って高音の笑い声出るの可愛いね…首をガッとして手をかぐとめっちゃいい匂いするらしい。首からいい匂いさしてるらしい。華とええ匂いの最年長。

 

草間リチャード敬太 くん

間と笑いのセンスが抜群。ハンバーガー食べたいのくだり何回も笑った。この人も歌もダンスも上手いんですが天才?びっくりした。あと1番驚いたのはサックス。Firebirdのイントロを生音でノーミス演奏してて「え、ええ〜……」って軽く引いたのは許されたい。多才すぎる…京都リチャ美本当に好きです。末澤くん相手だとちょっと当たり強いのリチャ末の波動を感じて何度か召された。めちゃくちゃ面白いです。

 

正門良規 くん

言わずと知れたみんなのパパ。先輩後輩同期がいるのでリチャ末には基本敬語、びばさのには優しくパパ。大晴には当たりが強めの1粒で3度美味しい正門良規。ギャグとか苦手なイメージがあったんですが、大晴のギャグクイズで見事笑いをかっさらっており、この子も関西の子や…と謎の感動を覚える。ギターの腕前はさすがでした。あと歌声が1番こう、来る、ハートに…。

 

島健 くん

ヨ!推し!顔がいいしスタイルがいい。あと声も低くてかっこいい。基本的に穏やかな顔をしてへら…へら…としているんですが話を振られたりしたらもう爆発力が。アフトでケツを加湿する話を聞いた時マジでやべえと思った。ケツ加湿は同級生ノリでもしないです。神様のバカヤロー、ボクブルースで作詞を担当しているのですが、その詞が真っ直ぐでめちゃくちゃ刺さる。男臭くて哀愁があって、そんな詞を書く。あと顔がいい。

 

福本大晴 くん

インテリギャガー福本大晴くん。テレビに出てるとおすべり様に愛されているような気がしていましたが生で見るとめちゃくちゃ面白い。ギャグの打率めちゃくちゃ良かった。ベースはマジで初心者か?と思うほど上手かったし、何が1番興奮したって筋肉質なところ。細マッチョではなく…むちっとした…胸筋がガチっと出るタイプの筋肉質。えっち…湿っぽい色気が出せる男…。なお年下である(逮捕)

 

佐野晶哉 くん

正直「最年少 最多才」て(笑)と思ってたんですがマジでとんでもねえ天才が現れてしまったと思った。舞台慣れしてるからかアドリブ対応能力は恐らく1番優れてると思うし、フリートークも出来る。歌も上手けりゃ踊りもできる。ドラムも出来るし逆に何が出来ないんだ?彼の作る曲は「天才が作る お兄ちゃん達の才能に対する残酷なまでの信頼」が透けて見えてめちゃくちゃ興奮しました。それに100%応えるお兄ちゃんらもかっこよかった。リアルヤングシンバによるライオンキングパロ、本当に6000円ちょいで見てよかったのか。

 

…こんな感じ。個性大爆発の彼らに、これだけのポテンシャルを持った彼らに、スポットライトを当ててやりたいと思うのは痛いほどわかる感情だった。

 

冒頭、重ね合わせたりするのはやめようと思っていた。と記述したけれど、BoNの衣装で踊るAぇくんを見て少し泣いた。キラキラのスパンコールが照明に反射して綺麗だった。それを見て早く会いたいと思ってしまったから、それだけは謝っておきたい。悪いことをした。

 

しかしそれ以外は本当に本当に楽しい公演で、始まる前までは正直「エンターテインメントとは」と、グルグルモヤモヤ考えていたし、1年前の4月に音楽についてグルグルモヤモヤ考えた時のように憎らしく思ってしまったのだけれど、あの時はその音楽によって救われたように、今回はエンターテインメントによってわたしの心は救われた。

 

終わってから「面白かった」「楽しかった」と思いながら、会場から駅に向かうバスに乗ることが出来たのだった。笑いすぎて叩いた手のひらがじんじんと痛いのが、本当に幸せでした。

 

ありがとう、Aぇ!group。楽しかったです。